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おもしろうて やがて悲しき はるさんの休日 No.7 2021.07.22

みなさまこんにちは。はる院長です。久しぶりの「おもやが」の時間がやって参りました。

今回は少年時代の習いごとについて語ろうと思います。

少年は習い事を色々していたのであるが、どれひとつ極めた記憶はない。

習い事を羅列すると主なものだけで「クモン」「スイミング」「バイオリン」「習字」があげられる。
母親も苦しい家計のなか、よく忍耐強く通わせてくれたものだと改めて感謝する。

「クモン」
一緒に通っていた姉さんの出来が良すぎてへそを曲げる。
先生にバツをつけられると、これまたへそを曲げる。
何かしらんけどへそを曲げる。
簡単に言うと勉強が嫌いなだけだったようだ。
結局へそを曲げたまま2年くらい通って終了。
後々小学校5年生で繰り下がり引き算(13−7)が出来ない事が発覚し

「当時の父親を烈火の如く怒らせる事になる」

「スイミング」
どうしても平泳ぎの足の動かし方が分からない。コーチに無理やり足を掴まれてグイグイ回されているうちは良いのだが、離された途端、左右の足がバラバラに動きだし2年くらい通って終了。私の生涯遠泳記録は50m。これはいまだに破られる気配はない。

「バイオリン」
これは急にやりたくなって母親に懇願して何とか開始。

「母親も何となく知的な感じがする息子を持ちたかったのかもしれない」

少年はテレビマンガ「カシの木モック」でモックあたりが景気良くひいていたのが心に刺さったのであろうか?
スクリーンショット 2021-07-24 15.11.46.png
近隣の「ロマン楽器」というところで習い始めたのだが、先生は開業医の上品な奥様で高級車であるクラウンに乗っていた。
この車はパワーウインドウ(ワンタッチで窓が開け閉めできるスイッチ:今は軽自動車でも標準装備)付きで当時少年の憧れの的であった。

余談であるが、ウチの車は窓を開ける時にレバーをクルクルまわすタイプであった。
何か貧乏臭く思ったのであろうか、姉と普段からクルクルしてるのが隣の車から見ても分からないよう肩を動かさずに窓を開け閉めする涙ぐましい特訓を積んでいた。
もちろん「私たちの車はパワーウインドウですよ〜」という見栄をはるためである。
これが逆に貧乏臭さを醸し出している事にこの姉弟は気づいていなかった。

ともあれ、このバイオリンだが結局2年で終了となる。
実を言うと
「少年は結局最後まで楽譜が読めなかったのだ」

先生の演奏を完全に耳コピして弾いていたのだが、ある日この上品な先生に
「あなた楽譜読めてますか?」
と感づかれてしまった。
良く言えば、ある意味天才肌(笑)であったのかもしれない。

しかし耳コピできる限界が少年のバイオリン人生の限界であったようだ。

この耳コピバイオリンだがこのどうしようもない少年を知っている人にとって神秘的な何かを感じさせるものとして今も役にたっている。
世の中「バイオリン弾ける=良家のおぼっちゃま=知的なおぼっちゃま」という少年にとって好都合な図式があるからだ。

実際、少年はこの耳コピバイオリンのお陰で小5の時に学校演劇「浦島太郎」の主役をまんまと勝ち取る事になる。
「まだらピンクの自転車に乗った変な転校生が」である。
それは最後に玉手箱を開けてじいさんになった瞬間、陽気にバイオリンを弾き出すというシュールな展開であった。
この発想は先生から出たものであり、少年とは無関係であった事を改めて言っておく。

この好都合な図式は、先日当院のスタッフに「俺、バイオリン弾けるし」といったら「エッ!?」と言ったまま目を見開き、口をあんぐり開けて驚かれた事がそれを証明している。
良家の知的なおぼっちゃま=はる院長のギャップがどうしても納得できなかったからであろう。

ちなみに、ウチの父親も昔「ワシは良いところのおぼっちゃまだった...」と言ってた事があるが、それは違うと子供心に思ったものだ。
---血は争えないものだと痛感する---

「習字」
これはなかなか面白いエピソードがある。
少年は近隣の同じ習字教室に2回入門している。
1回目は9級から開始。この習字の先生は厳格で怖かったのであるが、時々静まり返った教室で大きな深呼吸を肛門でされる。
本当に怖い先生なので誰も突っ込まないし聞こえていないフリをするのだが、少年には笑いを堪える忍耐は持ち合わせてなく、このまま7級まで進んだところで耐えきれず終了となる。
2回目。なぜ再入門しようとしたのかは不明。
お尻深呼吸攻撃に対し自信がついたと判断したのか?
とりあえずまたまた9級から開始。
順調に「お尻深呼吸攻撃」に耐え7級までステップアップしたところで教室の展覧会が行われた。
先生から好きな文字を何でも良いから書くようにと言われ、少年がおもむろに筆をとって描いた文字が

「弱い体」

なぜ?と聞かれてもこの少年の発想だけはいつも良く分からない。
しかしこれがまさに自信作であった。

少年史上最高に「弱」という漢字が上手く書けていただけに何かいたたまれない。

当然先生から「何でこんな文字を書くんや!!」と大目玉。

(何でもいいからやれという大人の指令には「大人の許容範囲内で」という暗黙の了解がある事を少年はここで学ぶ)

仕方ないので何か勢いのある文字をと考えて少年が筆をとって書いた文字が

「太い足」

これまた太い文字で書くというこだわり仕様。
少年的には今ひとつの出来であったのだが、先生にとってはツボにはまったようで
「良く書けましたぁ!」
と褒めて頂き教室の一番良いところに飾って貰える事に。

この後に教室の展覧会を母と姉が見に来た訳であるが、少年の「太い足」に大爆笑。

あろう事か
「隣に座ってたお姉さんの足見て書いたんと違う?」

と濡れ衣を着せられ、憤慨した少年はまたまた7級で終了となったのである。

...今となって思うのだが少年はチラ見してたのかもしれない...


 

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