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"少女A" - part1 - 2020.09.28

この物語はフィクションであり、実在の人物、団体とは一切関係ありません。
著者:ハッシー

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新潟県柏崎市で出生した女の子メイは父、母の三人暮らし。
父、義男は建設作業員で体が弱く休みがちであった。
母、清子は夜にスナックで働いていた。
メイの事は、昼は清子が、夜は義男が面倒を見ていた。
義男と清子は収入のことでよく揉めている家庭だった。


メイが2歳頃から清子は朝帰りが多くなってきた。
その頃、義男は町医者で喘息ということで通院していた。


メイが3歳の時に、清子がスナックの客と駆け落ちし、それから義男とメイは二人でアパート暮らしを始めた。
そんな折、震災が起こり、義男は地元での仕事がなくなり、泣く泣くメイと二人で大阪に出稼ぎに行った。
大阪の西成の安アパートで義男は日雇いで建設作業員として従事していたが、時々息切れがあるため、週に3日から4日しか仕事に行けなかった。
メイは義男が仕事の日は一人アパートで留守番して暮らしていた。
この頃より義男は特に胸に苦しさと胸痛を覚えていたが、仕事で体を休めているときは症状があまり出なかったので放置していた。
また保険証も病院にかかる程の十分なお金もなかった。


ある日仕事中に、動悸と胸痛にて倒れ救急搬送された。
心臓疾患である僧帽弁狭窄と血栓を指摘され入院とオペを進められるが、お金の兼ね合いと子供のことで外来診察のみで帰宅した。
それから数ヶ月間、日雇いに従事するが、日に日に息苦しさが増していて、激しい胸痛を訴え救急搬送された。
急性の心筋梗塞の診断にて、入院を勧められるも前回と同じく金銭面と子供を理由に入院せず投薬だけ受けた。
その際に義男は医師から大きな冠動脈に血栓がつまったら命に関わると宣言され、自覚症状もあったため、メイのことを思い、新潟の叔母に子供を預けるために、北陸本線に乗車し新潟県柏崎市へ向かった。


叔母のところに向かう汽車の中で激しい胸痛と冷感を覚え、福井県の武生駅にて緊急下車し、福井県武生市の島田病院に救急搬送された。
入院検査中に血栓が右冠動脈に飛び心筋梗塞を起こしていたため緊急オペを勧められるも、保険証と金銭的問題から拒否する。
しかし、予断を許さない状態であり、その後、激しい胸痛に見舞われ結局緊急手術を行ったが、心肺停止となり他界してしまった。


児童福祉施設の職員がメイの叔母に連絡し、引き取りをお願いし預けようとしたが、メイは義男がまだ生きているとして断固拒否し泣き止まなかった。
そのため、叔母が迎えに来るまでの間、島田病院の職員の診療放射線技師夫妻は同じ年の子供がいることもあり、メイをしばらく預かることにした。

 

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